ヨーグルトと飽和脂肪酸の関係。おいしく健康的にヨーグルトを食べよう

ヨーグルトは、多くの人々に親しまれている健康的な食品です。しかし、ヨーグルトに含まれる飽和脂肪酸について、正しく理解している人は少ないかもしれません。本記事では、ヨーグルトと飽和脂肪酸の関係について詳しく解説し、健康的な食生活のための知識をお伝えします。
目次:
1. ヨーグルトと飽和脂肪酸の関係
2. 飽和脂肪酸が体に与える影響
3. ヨーグルトの健康効果と選び方
4. まとめ

1. ヨーグルトと飽和脂肪酸の関係

1.1 ヨーグルトに含まれる飽和脂肪酸

ヨーグルトと飽和脂肪酸の関係

乳製品であるヨーグルトは、飽和脂肪酸を含んでいます。文部科学省の「食品データベース」によると、無糖のヨーグルト100gに含まれる飽和脂肪酸は1.83gです。

1.2 ヨーグルトの種類と飽和脂肪酸含有量の違い

ヨーグルトの種類によって、飽和脂肪酸の含有量は異なります。
ヨーグルト100gに含まれる飽和脂肪酸は以下の通りです。

- 全脂肪ヨーグルト:1.83g
- 低脂肪ヨーグルト:0.58g
- 無脂肪ヨーグルト:0.16g
出典:文部科学省「食品データベース」

1.3 飽和脂肪酸摂りすぎを防ぐ!適切なヨーグルト摂取量とは

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」は、18歳以上の男女の飽和脂肪酸摂取の目標量を、総摂取エネルギーの7%相当以下としています。20歳以上の日本人が1日に摂取するエネルギー量の平均は約1900kcalですので、7%は約14.8gになります。
無糖のヨーグルト100gに含まれる飽和脂肪酸は1.83gですので、1日に1個程度でしたら、基準値を大きく超えることはありません。ただし、肉類ファーストフード、牛乳等を多く摂取した日はヨーグルトを控えるなど、他の食事とのバランスには注意を配る必要はあるでしょう。

2. 飽和脂肪酸が体に与える影響

2.1 適度な摂取の重要性

飽和脂肪酸は、適度に摂取することで体に必要な栄養素となります。エネルギー源としての役割や、脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きがあります。

2.2 過剰摂取のリスク

しかし、飽和脂肪酸は、過剰に摂取することによって健康に悪影響をもたらす可能性があります。飽和脂肪酸を取りすぎることで、血中総コレステロールが増え、心筋梗塞をはじめとする循環器疾患のリスクが増加すると言われています。
そのため、健康を維持するためには、飽和脂肪酸の摂取量をコントロールし、バランスの良い食生活が推奨されています。
引用:農林水産省|脂質による健康影響

また、飽和脂肪酸は、他の栄養素と比べてカロリーが高いため、過剰摂取は体重増加につながる可能性があります。また、飽和脂肪酸を多く含む食品は、しばしば高カロリーな加工食品である場合が多く、これらの頻繁な摂取は体重管理を難しくする要因となることがあります。

3. ヨーグルトの健康効果と選び方

ヨーグルトには、腸内環境を整える乳酸菌、骨の元気に必要なカルシウム、良質なタンパク質などが含まれています。
飽和脂肪酸の摂りすぎが気になる方は、栄養成分表示をチェックして低脂肪や無脂肪のヨーグルトを選ぶと良いでしょう。
また、ドリンクタイプのヨーグルトは固形タイプより糖分を多く含むものが一般的で、また、1回に飲む量も多くなりがちになります。ドリンクタイプではなく、固形タイプを選ぶことで飽和脂肪酸の摂りすぎ防止につながるでしょう。

4. まとめ

ヨーグルトは、適度に摂取することで健康的な食生活に貢献する食品です。飽和脂肪酸の含有量を意識しながら、自分に合った種類のヨーグルトを選ぶことが大切です。低脂肪や無脂肪のヨーグルトを選択することで、飽和脂肪酸の摂取を抑えつつ、ヨーグルトの健康効果を享受することができます。

ヨーグルトを毎日の食事に取り入れる際は、添加物の少ないものを選び、フルーツやナッツなどと組み合わせることで、より栄養バランスの良い食事を心がけましょう。適度な運動と組み合わせることで、より効果的な健康管理が可能になります。
ヨーグルトと飽和脂肪酸の関係を理解し、賢く選択することで、おいしく健康的な食生活を楽しむことができます。自分の好みや生活スタイルに合わせて、ヨーグルトを上手に活用していきましょう。

また、適切な脂質バランスを保つためには、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスを摂ることも大切です。アマニ油は不飽和脂肪酸の一つであるオメガ3脂肪酸を豊富に含む食材です。

ヨーグルトと組み合わせて食べることもおすすめですので、ぜひ試してみてください。

<アマニヨーグルト>
アマニヨーグルト
出典:「NIPPNおいしいレシピ」
材料(2人分)
●    ニップン アマニ油:大さじ2
●    プレーンヨーグルト:200g
●    はちみつ(メープルシロップ):小さじ4
●    ミント:適量

作り方
プレーンヨーグルトに、はちみつ(またはメープルシロップ)、アマニ油をかけ、ミントを飾ってできあがり。

ワンポイント
油と蛋白質を組み合わせたものは、特別なリポプロテイン食品と呼ばれています。アマニ油を低脂肪のカッテージチーズと混ぜ、はちみつやメープルシロップを加えると消化・吸収がとても良くなると言われています。ヨーロッパでは、アマニ油をヨーグルトやカッテージチーズと混ぜたものを食べて健康増進の一助にしています。お豆腐などにかけてもお召し上がりください。

ニップンの「アマニ油効果」をお試しください

ニップンのアマニ油効果は、α‐リノレン酸が豊富なカナダ産ゴールデン種のアマニを100%使用しており、α‐リノレン酸をたっぷり60%以上含有。「悪玉(LDL)コレステロールが高めの方に」「血圧が高めの方に」Wの機能で、いつまでも健康でいたい方を応援します。
日本アマニ協会の厳しい審査基準を経た認定商品であり、搾油方法にはコールドプレス製法を採用しています。
アマニ油効果

機能性表示食品
【届出番号】H979
【届出表示】本品にはα-リノレン酸が含まれます。α-リノレン酸は血中の悪玉(LDL)コレステロールを低下させる機能があること、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。
生活は、主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを。
本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
本品は国の許可を受けたものではありません。