ローストアマニは酸化しないの?摂取できる栄養価とは

ローストアマニは、アマニの種子を乾燥させた後、高温で焙煎した食品です。焙煎することで、アマニ特有の青臭さが軽減され、香ばしい風味が引き出されます。
そこで出てくる疑問が、近年注目を集めている「アマニ油」は加熱に弱いと言われるけれど、ローストアマニは加熱しても酸化しないのか?です。
本記事では、この疑問にお答えするとともに、ローストアマニで摂取できる栄養価についてご紹介します。

目次:
1. ローストアマニの特徴
2. ローストアマニは酸化しないの?
3. ローストアマニに含まれる栄養価
4. まとめ

1. ローストアマニの特徴

ローストアマニは、アマニ(亜麻仁)の種子を乾燥させた後、高温で焙煎した食品です。焙煎することで、アマニ特有のクセが軽減され、香ばしい風味が引き出されます。
ローストアマニとは

2. ローストアマニは酸化しないの?

酸化とは、空気中の酸素と反応することで、物質が変質する現象です。ローストアマニに含まれる不飽和脂肪酸は、酸素と結合しやすく、酸化が進行します。
ローストアマニ粒は、アマニは粒の状態でローストしても、品質の劣化、栄養成分(α-リノレン酸、アマニリグナン、食物繊維など)などの問題はありません。しかし袋を開けてからの保管状態や時間経過によっては油の酸化が進むことが考えられますので、保存する際は密閉容器に入れ、涼しい場所で保管しましょう。

3. ローストアマニ粉末の栄養価

アマニは、多くの栄養素を含む優れた食材です。オメガ3脂肪酸の一つであるα-リノレン酸を豊富に含んでいることが知られていますが、それ以外にも食物繊維やたんぱく質、アマニリグナンも含んでいます。ローストアマニ粉末はアマニをまるごと使っているため、アマニの良さをまるごと実感できます。
アマニの組成

3.1 オメガ3脂肪酸のα(アルファ)- リノレン酸

ローストアマニには、オメガ3脂肪酸の一種であるα-リノレン酸が豊富に含まれています。α-リノレン酸は、体内では作ることのできない必須脂肪酸のひとつです。摂取すると一部体内で、青魚に多く含まれるEPAやDHAに変換されます。

3.2 タンパク質

ローストアマニには植物性たんぱく質が21.8%以上含まれています。アマニに含まれるたんぱく質の割合は「鶏ささみ」に匹敵するほどです。また、元気な体作りに嬉しいアミノ酸「アルギニン」が豊富に(110㎎/たんぱく質1g)含まれています。

3.3 食物繊維

日本人の食物繊維摂取量は不足気味です。食物繊維は食習慣を整える効果があるといわれています。ローストアマニには食物繊維が約24%含まれ、水溶性食物繊維9.1g、不溶性食物繊維14.8gとバランスよく含みます。自然素材でやさしいアマニがすっきりをサポートします。

3.4 リグナン

リグナンは食物ポリフェノールの一種で、セコイソラリシレジノール・ジグルコジド(SDG)を豊富に含みます。アマニに含まれるアマニリグナンは、大豆イソフラボンと似た働きで、女性のからだをサポートします。
アマニに含まれるリグナンの含有量は、食用植物中トップクラスです。

4. まとめ

ローストアマニは、香ばしい風味と豊富な栄養価を持つ優れた食材です。オメガ3脂肪酸やタンパク質、ミネラルなどの栄養素を手軽に摂取することができます。日々の食生活に上手に取り入れて、美味しく健康的な食事を楽しみましょう。

<朝の新定番!アマ二ふりかけ卵かけごはん>
アマニふりかけ卵かけご飯
NIPPNおいしいレシピ
器にごはんを盛り、卵をおとし、アマニ粒を散らし、しょうゆをかける。
ワンポイントレッスン
ひとふりのアマニ粒で食物繊維をはじめ、普段不足しがちな栄養素を摂ることができます。朝ごはんの定番、味噌汁や浅漬けにもアマニはおすすめ。すり潰して加えてください。

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ローストアマニ粒

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n-3系脂肪酸の1つであるα-リノレン酸、食物繊維、アマニリグナン(ポリフェノールの一種)を豊富に含んでいます。
毎日の食事にぜひ取り入れてみてください!